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  • 執筆者の写真宇宙船地球号の技術士

最初に 『SDS』 が提出されない製品には要注意


『SDS』 とは製品安全シートといって、製品の原料や組成、性質について細かく記された、いわゆる製品の身分証のようなものです。


ところが昨今、【環境対応型洗剤/洗浄剤】という名目の製品が市場に増えてきており、パンフレットには『地球にやさしい』とか『環境負荷低減』、『天然由来成分配合』などのエコを前面に押し出してくる製品がやたら目に付くようになってきました。


SDGsやLCA、脱炭素社会などの環境キーワードが並び、PRTR法・毒物及び劇物取締法・化管法・消防法には該当しません・・・などと書かれたよくわからないラベルと、いい効果ばかりを書き並べたパンフレット、そして押しの強い営業マンを前にしたら、ほとんどの人が何を基準にして判断したらいいかわからなくなってしまうでしょう。


資料を読んだり、営業マンの話を聞いて、そんなに環境にやさしい洗浄剤で、そんなに汚れが良く落ちて、手にも優しい製品なら、すばらしいモノに違いない!と思ったら、まずこの一言を伝えてみましょう。


「SDS(製品安全シート)を見せてもらえますか?」


この一言を伝えて、すぐに書類を出してくれない業者さんの製品は要注意です。

SDSは公文書扱いなので、虚偽記載はできません。また、決められた項目については記載漏れも許されません。製品パンフレットにどんな美辞麗句が書かれていようとも、営業マンがどんな言葉で飾ったとしても、SDSを見れば、製品の真実が見えてしまいます。

(後で記載情報が違うことが発覚したら行政指導ものですから信頼感ゼロになります)


例えば、

「環境対応の次世代型洗浄剤です」

「生分解率99%以上です」

「天然由来成分配合で油汚れがとてもキレイに落ちます」

「PRTR法にも化管法にも該当しません」

といわれて、ビフォーアフターの写真まで見せられたとします。


SDSくださいって言ったら渋られた場合、その業者さんは製品知識がないか、隠したいことがあると思って間違いありません。


SDSを出してくれた場合は、まず組成および成分情報をチェックします。

そこに「水酸化ナトリウム」って書いてあったらどうでしょう。

聞いた情報は、完全に虚偽です。アウトです。


この場合は、結局苛性ソーダなわけです。

PRTR法にしっかり引っ掛かります。

天然由来成分だって0.01%入っていたら配合してある事実は事実ですよね。

でも汚れが落ちるのは天然由来成分のおかげではないでしょう。


あくまで環境にやさしいように見えるように聞こえるようにしているだけなんです。

おまけに、肌に優しいとか言われても使用濃度で薄めた場合には影響が少ないってだけです。

原液レベルで肌にかかったらケミカル火傷になります。


そんなわけで、営業さんの話を聞くときには必ずSDSも出してもらいましょう。

出してもらうだけではなく、少なくとも『成分または組成情報』の欄は真っ先に確認しましょう。

ここに次亜塩素酸だとか水酸化ナトリウムだとか書かれている場合は環境対応なわけがありませんし、SDSを要求しても出してくれない業者さんからは製品を買うこと自体避けた方がいいでしょう。


SDSの確認は信用のはじめのはじめです。

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