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​企業の環境活動は「洗浄改善」が9割

モノの洗い方を変えるだけで洗浄作業が最高の環境活動に変わる

企業の環境活動は

消費者をはじめとするステークホルダーたちに特に注目される事柄です。

その中で、容器の材質を変えてCO2の排出量の削減を図ったり、

事務所や工場の冷暖房の温度を調整してみたり、

啓蒙活動に資金を投下するなどの活動は

一定の効果はあるものの、本質から目をそらした対策ではないでしょうか。

なにか特別なことをするわけではなく、

日常の企業活動がそのまま環境活動になることが重要であり、

背伸びをして環境活動をしても本質には届きません。

私たちはすべての企業が必ず行っている「洗浄作業」を改善すれば

究極の環境活動が実現できると考えています。

実際に多くの企業が私たちが提唱する方法で

洗浄作業を改善し、環境活動を大きく進展させています。

​「洗う作業」を考え直す

■ 汚れが落ちることだけが正しいのか? ■

 

昔から、汚れを落とすことは洗浄作業の最大の目的とされてきました。

特に手軽に(簡単かつ短時間に)汚れを落とすための洗浄剤が多く開発され

多くの事業者はそのとても強力な洗浄剤を躊躇なく使用し、目的を達成してきました。

その後に生じるとても不都合な出来事については

使用者も作ったメーカーも見ないふりをしてきました。

1970年代には洗剤泡公害が頻発していた河川の汚染問題も

昨今はあまり見なくなりましたが、けしてすべてが解決されたわけではありません。

当時はABSという泡立ちが目立つ成分が主流だったのが

微生物に多少分解されやすいLASという成分に変わり目に見えにくくなっているだけです。

赤潮や青潮、河川の水質汚濁の問題などが

生態系の異常や分解されない物質の生体内への蓄積問題へと形を変えているだけで、

認知しにくい分、深刻さの度合いが高くなっているケースもあるのです。

「汚れが落ちる」というのは大事なことですが

ガンコな汚れを落とすために相応に強力な洗浄剤を使用するのは今も変わりがなく、

排水するために中和などの無害化処理が必須な洗浄剤が多く存在します。

無害化のために使われる調整剤には硫酸や塩酸といった劇薬も含まれ、

化学的な帳尻合わせだけをして捨てられる排水が自然界にどんな影響を与えているか

不明な点も多く指摘されています。

「洗う作業」を見直す時に

クライアント

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