ウェブテックアールの正しい使い方を知らないと狙った効果を出せないことがあります。
ご使用の際には、以下の手順のとおりに実施されることをお奨めします。
1)落とせる汚れであることを確認する
ウェブテックアールで汚れを落とす時は、それが落とせる汚れであることを確認する必要があります。
確認の仕方は、以下のようにします。
① ウェブテックアールの原液を用意する
② 可能であれば原液を35℃程度に温めておく
③ 汚れが付いている対象に塗布あるいは浸透させる
④ 塗布あるいは浸透させてから30秒程度時間をおく
⑤ 状態に応じてブラッシング等行い、汚れにウェブテクアールを馴染ませる
⑥ 汚れの色が薄くなったり、洗浄水に汚れが溶出したのを確認する
ウェブテックアールで汚れを落とすと汚れは粉々になって浮き上がってきます。
溶剤を使った時のように溶け出すのとは現象が異なります。
2)希釈して同じように落とせる倍率を探す
原液を水で希釈した洗浄液を作り、原液と同じように汚れが落ちる濃度を探します。
2倍希釈液から順番に20倍程度まで順番に希釈倍率を上げていきます。
汚れの種類や質によって、対応できる希釈倍率は細かく変化します。
一般には5~7倍希釈程度までは、原液に近い洗浄力を示すことができます。
希釈倍率を上げた場合は、塗布や浸透からの待ち時間を長く取ることが必要になってきます。
どんな場合でも、最初に原液で汚れの落ち方を確認するのはウェブテックアールの使い方の基本です。いきなり希釈した洗浄液を使うと汚れが落とせないことがありますのでご注意ください。
3)目立たないところで、試してから洗浄する
ウェブテックアールは、金属や染料に影響を与えることがあります。
無垢の金属面においては、金属面の黒化などの酸化変化を及ぼすことがあります。
衣料においても重金属等を含んだ染料が使われたものを洗浄すると色落ちすることがあります。
逆に、工場内における白線などは浸食しません。
汚れだけを選択的に除去できるので、工場設備に該当する白線・保護塗膜などを落とすことなく床清掃ができます。熱交換器などのアルミ製フィンなども侵しませんので安心して洗浄していただけます。
Comments